女性トイレなどの利用は生来の女性に限るべきだと訴える女性有志の集会。周囲には抗議する人々も現れた=21日午前、東京都新宿区(奥原慎平撮影) 女性トイレなど「女性専用スペース」の利用は生物学的な女性に限るべきだと訴える女性有志が21日、東京・新宿でデモ活動を行った。その際、デモに抗議する男性が取材中の記者に対し、「産経新聞の記者がいるぞ」などと声を張り上げ、攻撃的な口調で迫ってくる場面があった。無事に取材活動を終えることはできたが、抗議する側の高圧的な態度に対し、後味の悪さが残った。 デモは、約20人の女性がSNS(交流サイト)で連絡を取り合って計画したもの。トランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)の人格は尊重した上で、女性専用スペースの利用などは生来の女性に限定すべきという考えを啓発する目的だった。ほとんどの人がデモ活動の初心者だという。 一方、デモに抗議した人たちは