物質・実質・人・機械の4象限に展開する体験 尾原和啓氏(以下、尾原):結局、今後のテクノロジーの進化が、今は音楽を聞くというのがこの4象限(物質・実質・人・機械)で起こっていたことが、バーチャルリアリティみたいなことが起こると、旅行もこの4象限になっちゃうかもしれないし。 場合によっては、「地方の名産品を食べる」という行為自体も、今は人で物質的でしかなかったものが、機械で実質的なものになりうるかもしれないという。あらゆるエンターテインメントが左上から右上、ないしは全部に展開するかもしれないという話だよね。 落合陽一氏(以下、落合):そうそう。今までのプラットフォーム企業は、人にとって決定的だった場所を押さえにいってたんだけど。この4象限でエンターテインメント、例えばご飯とか、音楽とかがはられると、本当にニッチがいっぱいできるんですよ。 尾原:そうだね。 落合:その証拠に、今カセットテープの