一般家庭の子供と比べ、種々の病気のリスクが上がる 米国の研究グループの報告によると全米データを分析した結果、里親に預けられたことのある子供は、ない子供に比べて「喘息(ぜんそく)」「肥満」「学習または行動障害」「うつ病」など身体や精神的な健康問題のリスクがより高いと分かりました。 米国カリフォルニア大学とコーネル大学の研究グループが、米国 小児科 学会(AAP)が発行するペディアトリクス誌で2016年10月17日に報告しました。 里親に預けると健康問題のリスクが上がる? 米国では、毎年子供の1%が里親の元で暮らし、6%が生まれてから18歳になるまでに少なくとも1回は里親に預けられるそうです。 以前の研究では、里親に預けられている子供は、おそらくは虐待などのトラウマが原因で、身体的や精神的な健康問題を発症する可能性があると伝えられています。その健康状態を一般家庭で育った子供と比較した研究は今ま