(CNN) 厳しい寒さに襲われたパリの街頭で15日、画家や彫刻家がヌードモデルに与えるチップは不法とした市決定に抗議して男女のモデル約15人が全裸でデモ行進した。モデル約100人の生計に響くとしている。 社会党のドラノエ市長率いる市は、モデルは時間給で約11ユーロ(約1375円)の日当をもらっており、余分なチップは違法と主張。特に、市が資金援助する美術学校でのチップの習慣を批判しながら、モデルの日当を上げる方策を考えるとも指摘している。 この種のチップは長年、違法とされてきたが、対策が強化されず、放置されてきたという。アーティスト自身も含むモデルの大半はパートタイムだが、体の独自の輪郭を持っていると自負する専任モデルもいる。