亀田の一夜明け会見で、協栄ジム会長の金平桂一郎(40)が激怒した。「亀田選手はテレビのピエロなのでは」との質問が飛んだ時だ。「どういう意味か分からない」。マイクを片手に顔面を紅潮させた。隣には亀田。会見場所はTBS。過激な批判を込めた問いに、いつもは温厚な会長がマジで切れた。 協栄ジム10人目の世界王者誕生から一夜明けて待っていたのは「疑惑の判定」とのバッシング。ジムには電話とメールで抗議が殺到した。 「亀田選手はテレビのピエロなのでは」はある意味で核心をついた鋭い質問である。 社会現象にまでなったカリスマ「浪速の闘拳」亀田興毅の異常な人気は、たしかにメディアによって創られた虚飾の面を持つ。金平の顔面を紅潮させた怒りは想定外のバッシングによりシナリオが狂ったことによる当事者達の動揺とみた。 虚飾のカリスマ・亀田興毅の誕生までの軌跡を、TBSが仕掛けたワイドショー化戦略とそれに便乗したプロモ