先日、朝日新聞に次のような記事が掲載されていました。 ヒマラヤの王国ブータンのワンチュク国王(50)は17日の国民向け演説で、08年に総選挙を実施して民主化を進め、それを受けて退位する方針であることを明らかにした。政府系クエンセル紙(電子版)が伝えた。王位は息子のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク皇太子(25)に譲るとした。 報道によると、国王は「議会制民主主義下の政府を選ぶ選挙を08年に実施する」と述べた。「07年にはブータンは最貧国ではなくなる」とも語った。 国王は権限を議会に一部委譲するなど、これまでも民主化に向けた改革を進めてきた。今年3月には同国で初めてとなる成文憲法制定に向けた草案を発表。民主的な立憲君主制を政体として明記し、65歳の国王定年制の導入もうたっていた。 ただ、突然の退位発表は国民を驚かせた。AP通信によるとクエンセル紙のキンレー・ドルジ編集長は「全国民が衝撃を受