朝日新聞 3月20日付朝刊 「声」(ネット上のソースなし) 「東アジア出身国連総長望む」 作家 立花薫 (東京都江東区 35歳) 今年末に人気を終えるアナン事務総長の後任に、韓国の潘基文(パンキムン)・外交通商相を擁立する方針だという。わが国は、このアジアの地域からの候補を積極的に応援してはどうか。 国連事務総長は慣習として、アジア、ヨーロッパ、南米、アフリカというように、地域ごとの輪番制で選ばれてきた。これに従えば、次はアジアだ。しかし、国連で強い影響力を行使したい米国は、この不問律にとらわれず、イラク戦争で、関係を深めた東欧からの選出を提案している。 もちろんも国連事務総長は、選出地域の代表としてではない。それでも、やはり東アジア出身の事務総長の誕生となれば、加盟国はこの地域に注目する。目下外交でぎくしゃくしている日中韓や北朝鮮の核開発問題について、好影響をもたらすだろう。それなら日本