私事で恐縮であるが,先日,千葉県の外房地域の某市に転居した。東京都心までの距離が約60km,普通列車で1時間半程度にもかかわらず,見渡す限りの田畑や雑木林に囲まれた閑静な場所で,大変気に入っている。太平洋にも近い。 概ね満足のいく転居であったが,一点だけ不満がある。インターネットへの接続環境である。これまで,東京都や埼玉県を転々としてきたが,ADSL接続サービス普及後は,どこの住まいでも下り3~4Mビット/秒の回線速度を得られていた。それでも当時は「遅い」と文句を言うことが多かった。「日経Linux」に配属だった関係で,Linuxディストリビューションや各種のフリーソフトを頻繁にダウンロードする必要があったためだ。 それがどうだろう。転居後にADSL接続サービスをNTT東日本に申し込んだところ,その調査で初めて,電話回線が光収容であることを告げられた。つまりメタル回線に変更しなければADS
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