情報技術を用いた政治・経済などの意思決定支援手法の構築や、予測市場の手法、集合知を用いたアプリの研究開発を進める佐藤哲也・静岡大学情報学部准教授にこれまで、ご自身の研究室で取り組んできた事例である、マニフェスト検索システム「まにけん!」および選挙の予測市場「shuugi.in」を紹介してもらったが、そのほかの「政治のインターネット利用」に関連して、最新動向と今後の趨勢、政治のあり方についてまとめていただいた。 ********* 「情報爆発」というフレーズがある。これはネットの発達以降人類の記録した情報が爆発的に増大していく中で、その管理や適切な利用に向けた技術開発を喚起するキーワードとして注目されている。政治のインターネット利用もいわば爆発的な状態にあり、2009年総選挙に向けて様々なサイトが登場している。Yahoo!Japanの政治ポータルである「みんなの政治」は従来からよく知られ
2008年11月14日 旬な人 佐藤哲也(後編) 静岡大学 情報学部情報社会学科 准教授 社会に応用できる学問のためには、 教育にもゲーム性を取り入れるべきだと考えています。 インターネットを通じて、面白い試みを行っている人物がいる。静岡大学の情報学部、佐藤哲也准教授だ。話題となっているウェブサイトは、“shuugi.in”。株式市場の仕組みを応用することで将来の出来事を予測する手法で、現在、名前の通り来るべき衆議院選挙の議席獲得数の結果をテーマに行われている。「教育や研究にはエンターテインメント性、ゲーム感覚の面白さが大きなファクターになる」と語る佐藤准教授に、お話をうかがった。 衆議院選挙を株式市場に見立てて、 議席数を予測する。楽しそうでしょう。 インターネットが政治のあり方を 変えるんじゃないかと考えました。 「情報社会学の対象テーマは非常に広範囲ですが、僕の研究課題はインターネッ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く