レイトショー館内。 ダウンジャケットを着た僕の首にはしっとり汗が滲んでいた。 ダウンジャケットを脱いだのは、スタッフロールが流れている時で、「サービス!サービスぅ!」(三石琴乃さん)を期待して待っていた。 最近の映画って、スタッフロールが終わるとあっさりと照明が付いて、現実に引き戻される事が多い。 なんとなく今回もそんな気がした。 : : 宇部新川駅…? 知らない。 アニメ作品に現実世界のモチーフやメタ表現をコラージュする手法は、「まごころを君に」やカレカノでお馴染みだが、宇部新川駅はもっと現実よりだった。 庵野秀明の物語を直喩していた。 おいおい。 衒学的な引きの表現もできたであろうシン・エヴァンゲリオン。 残念ながらとても綺麗にまとめられていて、「もうエヴァは終わりだよ」と突きつけられているように感じた。 僕らを弄んでくれたエヴァンゲリオンは終わりなのか? あーだこーだ考察するヲタクの