佐藤可士和さんといえば、日本を代表するアートディレクターである。1996年にホンダのステップワゴンCMのアートディレクション(新商品のネーミング、パッケージ、広告展開までを企画立案し、かたちにしていく統括的な仕事)で脚光を浴び、その後は今でも記憶に新しい2000年の「チビレモン」(キリンビバレッジ)、2002年の「極生」(キリンビール)のディレクションを手掛けた。続く2004年には明治学院大学、2006年からはユニクロのブランディングも担当している。ちなみに、ファーストリテイリングの3本の赤ラインで構成されたロゴは佐藤さんのデザインである。 加えて、同じ2006年には携帯電話「FOMA N702iD」(NTTドコモ)のプロダクトデザイン、2007年からは上場企業であるダイワ精工のブランディングに取り組み、2009年10月には社名変更(ダイワ精工→グローブライド)まで携わった。こうやって佐藤