米国時間の2010年5月26日、米アップルの株式時価総額が米マイクロソフトのそれを抜き、IT部門時価総額1位の座に就きました。アップルの時価総額は約2220億ドルとなり、マイクロソフトの時価総額を30億ドル上回りました。「IT業界の盟主交代」などと、多くのメディアが取り上げたニュースでした。 個人的にもこのニュースは感慨深いものがありました。1974年生まれの私は、小学生だった80年代に初めてパソコンを触りました。当時のあこがれのパソコンが「Apple II」でした。当時最も先進的なパソコンだったためです。 それから約10年後に「Windows3.1」が爆発的にヒットして以降、パソコンのOS(基本ソフト)といえばWindowsという状態が長く続いています。従来型のパソコンの分野ではWindowsの優位は続いていますが、その一方で「iPhone」や「iPad」といった新しいタイプの端末の出荷