こんにちは、SWETの鈴木穂高(@hoddy3190)です。 私は、こちらの記事で紹介されているようなAndroidテストの教育活動をする傍ら、形式手法という技術の可能性を模索しています。 今回は、形式手法についての簡単な説明や、調べていくにつれてわかってきた実用可能性等をご紹介できればと思います。 動機 まず、なぜ私が形式手法について調べようと思ったのかをご説明します。 SWETに所属する前、私は、別の部署で4年ほどゲーム開発に携わっていました。 そこでよく課題に感じていたのは、日本語で書かれる仕様の不備(考慮漏れ、記載漏れ、矛盾など)により、大きな手戻りにつながることが多いということでした。 開発プロセス上でそのような問題が発生すると、当然再発防止策MTGが開かれます。 有識者のレビューを開発フェーズのより早い段階で組み込むようにするフロー改善や、 考慮漏れを防ぐためのチェックリストな