企業各社にとって、人材戦略は非常に重要な課題だ。人材の育成に当たって、トップは何を思うのか。企業を担う若いITエンジニアに何を求めているのか。 「オープンソースはITエンジニア教育には欠かせないものだ」という意見に異を唱える人はいないだろう。自社のソフトウェアを決してオープンソース化しないメーカーであっても、ITエンジニアがソースコードに触れることの重要性を認めている。 オープンソースのソフトウェアでビジネスを展開するレッドハットのグローバルサービス本部本部長 高宮敏幸氏も、「自分の仕事がオープンソースに関連していなくても、たくさんのソースコードを読み、よい書き方、悪い書き方の識別できる力を持つことは、エンジニアにとってプラスとなる」とアドバイスする。 ■全員がソースコードを書く力は必要ない ソフトウェアの部品化が進み、プログラミング言語を使って「プログラムを書く」というよりは、「ブロック
図1に示すHTML形式のテキスト・データ(以下,HTMLデータ)があります。このHTMLデータをブラウザに表示させたときに「表示される文字列」と「その文字列に対して有効なタグ名」を対応付けるアルゴリズムを考えてください。結果は配列に格納して,画面に表示させるものとします(図2)。 見わたせば,世の中はアルゴリズムだらけです。私のようなプログラマは,日常生活でも「締め切り順に仕事をソートしてごらん」「仕事のスタックがたまっているからてんてこまい」など,いま置かれている状態をアルゴリズムやデータ構造になぞらえて会話することがよくあります。前回紹介した再帰処理と言えば,落語の演目の一つ,「頭山」です。自分の頭に生えた桜の木を引っこ抜いて,その跡にできた池に自分自身が身を投げる,という不思議な話ですが,これこそ再帰処理をよく言い表していると思います。 このように世の中には,ハッシュだってスタックだ
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