英語教員の指導力を向上させるため、文部科学省は、教員を目指す学生が教職課程で習得すべき内容をまとめた指針を初めて作成し、中学や高校の教員には英検で準1級程度の英語力を身につけることなどを求めることになりました。 それによりますと、大学の教職課程で習得すべき内容として、「聞く・話す・読む・書く」の4つの技能をバランスよく指導することを挙げています。中でも、中学や高校の英語教員を目指す場合は、英語で討論するなどコミュニケーションを重視した指導方法も学ぶべきだとしていて、卒業時には英検準1級程度の英語力を身につけるよう求めています。 英語教員を目指す学生のカリキュラムは、これまで各大学が独自に作っていましたが、今回の指針は学ぶべき学修内容の基本が書かれており、文部科学省は早ければ平成29年度からの導入を目指しています。 出席した教員の1人は「指針によって目指すべき教員の指導力が明確になった。プレ