大島理森衆院議長(74)=衆院青森2区、自民党派離脱中=は次期衆院選に立候補せず、議員を引退する意向を固めた。12日午後に青森県八戸市で記者会見して正式に表明する。年齢を考慮し、後進に道を譲るべきだと判断した。関係者が明らかにした。2015年4月に議長に就任。昨年12月に河野洋平氏を抜き、帝国議会も含め最長記録を更新している。上皇さまの天皇退位に関する特例法制定の国会論議で主導的な役割を果たした。 衆院選挙制度改革を巡る「1票の格差」是正といった与野党の利害が対立する課題にも積極的に取り組み、三権の長として与党だけでなく野党の信頼も厚い。