外国為替市場は4日が東京市場として、ことし最初の取り引きで、中国の製造業に関する指標が悪化したことなどから世界経済の先行きへの懸念が広がって、比較的安全な資産とされる円を買う動きが進んで、円相場は1ドル=118円台まで大きく値上がりしました。 一方、ユーロに対しては、去年の年末に比べて1円85銭円高ユーロ安の、1ユーロ=129円81銭~85銭でした。 ユーロはドルに対しては、1ユーロ=1.0911~12ドルでした。 市場関係者は「東京や中国・上海の株式市場で株価が大きく値下がりし、リスク回避の姿勢を強めた投資家の間で比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円高ドル安が進んだ。市場では、日本時間の今夜発表されるアメリカの製造業に関する指標や、8日に発表されるアメリカの雇用統計などに注目が集まっている」と話しています。