豚インフルエンザ感染の拡大を受け、成田空港で防護服とマスク、ゴーグルを着用し、米シカゴ(Chicago)からの到着便機内で乗客の体温検診などを終えた同空港の検疫官(2009年4月28日撮影)。(c)AFP/Kazuhiro NOGI 【4月28日 AFP】豚インフルエンザ感染の拡大に伴い、各国が空港での検疫を強化する中、世界保健機関(World Health Organisation、WHO)は28日、感染した搭乗客を洗い出そうとしても、空港での検疫に効果はないと指摘した。 WHOのグレゴリー・ハートル(Gregory Hartl)広報担当は「もしも感染していたり、感染源に接触したとしても、空港にいる時点で症状は現れていないだろう。空港での検査、検疫は役に立たない。搭乗客の体温監視も、潜伏期の患者を見つけ出すことはできない」と、報道陣を前に述べた。(c)AFP 【参考】厚生労働省のホームペ