「と、私も最初は思っていました。新幹線の運転士になる前は在来線でハンドルを握っていたのですが、そこで聞く話は『自動運転』ということばかり。だから新幹線の運転士は何もしなくてもいいくらいじゃないかと思っていたんです。でも、実際はまったく違うんです」(七村さん) いきなり想像とは異なるお答え。現実には、停車駅に向けての減速など自動化されている点もあるものの、加速や運転速度の調整、そして速度を30km/h以下に落としてから停車するまではすべて運転士の手で行っているという。 「今どの場所を走っていて、あと何キロぐらいで駅につくからスピードはどれくらいだと定時で行けるか……ということを、運転士たちはずっと計算し続けているんです。もっとわかりやすく言うと、通過駅までの距離が30kmで通過定時まで6分ならば300km/hで走れば大丈夫。同時に、運転中には列車密度やお客様の乗車率、天候などの環境に応じて、
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