上場以前から赤字を垂れ流してきたツイッターが初の黒字化を達成したニュースは好感を持って受け止められた。発表のあった2018年2月8日の株価は一時、前日比30%高の35ドルを付け、2018年3月現在も30ドル以上のレベルを維持している。 カナダの金融大手BMOキャピタルマーケッツのアナリスト、ダニエル・サルモン氏はこれを評して、「動画広告収入の増大と人工知能(AI)によるフィードの適正化により、ツイッターは着実な回復途上にある」と評価した。サルモン氏はさらに、「ツイッターが経費を抑制し続けることができれば、回復は確かなものになる可能性がある」と期待を寄せている。 だが、この黒字化は販促費や研究開発費などの経費を前年比28%削減したことで達成された面が大きい。事実、売上自体は前年比2%しか伸びていない。 米金融大手ジェフリーズのアナリスト、ブレント・シル氏は、「コスト削減はすでに限界に達してお