新型コロナウイルスで最も重症になった患者に対する治療の最後のとりでとも言われる人工心肺装置「ECMO」について、血の塊、血栓ができにくくするなど、改良した装置を国立循環器病研究センターが開発し、今後、医療現場で使われることになりました。 装置を交換する必要がなくなり、患者や医療従事者への負担を軽減できると期待されています。 ECMOは、患者の体内から取り出した血液に直接酸素を送り込むことで、肺の機能を一時的に代行する装置で、新型コロナウイルスに感染し、症状が非常に重くなった患者の治療に使われています。 これまでのECMOは、1週間ごとに装置をすべて交換しなければならないうえ、長時間使うと装置内に血栓ができて詰まるおそれがありました。 新型のECMOは、ポンプの構造を工夫したことで装置の交換が必要なくなったほか、チューブなどに血を固まりにくくする薬を塗ったことで血栓ができにくくなったというこ
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