施行1年半前を前に初公表された2026年のF1車体レギュレーションに対し、現役ドライバーやチーム代表者から懐疑的な声が多く寄せられている。伝えられるところによると、空力コンセプトやバッテリーの持続時間を含む懸念事項を巡ってチーム側はFIA、F1側との話し合いを要求したようだ。 F1を統括する国際自動車連盟(FIA)はカナダGPを前に、次世代マシンを軽量小型化する計画を明らかにした。車体は30kg軽くなり、車幅は10cm狭くなる。ハイブリッドエンジンにおける電気パワーの割合は約50%にまで引き上げられ、完全に持続可能な燃料が使用される。 30kg減は「世界を変えない」 かねてより軽量化を主張していたルイス・ハミルトン(メルセデス)は「持続可能性に関して大きな一歩を踏み出した」として、新たなエンジンに関しては評価したものの、車体側については「正しい方向に進んでいるとは思うけど、たったの30kg