政府は自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを再び開設する方針だ。感染力が強い変異型「オミクロン型」の拡大を受け、高齢者への3回目接種などを急ぐ。11日にも発表する。場所や開始時期などの調整に入った。前回は2021年5~11月に東京、大阪に開設した。米モデルナ製ワクチンを1日当たり東京で1万人、大阪で5千人に接種する能力
【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は10日、独ビオンテックと共同開発する新型コロナウイルスワクチンについて「(変異型の)オミクロン型に特化したワクチンは3月に準備できる」と明かした。同日開幕した世界最大級の製薬業界の国際会議「JPモルガン・ヘルスケアカンファレンス」で述べた。オミクロン型に特化したワクチンはすでに生産を開始しているという。
塩野義製薬は27日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、ベトナムで最終段階の臨床試験(治験)を始めたと発表した。東南アジアなどで約5万人を対象に有効性を確認する。近く他社のワクチンとの比較試験も始める。取得したデータを基に、2022年3月末までの実用化を目指す。2種類の最終治験を予定する。25日にベトナムで始めた治験では、プラセボ(偽薬)を投与した場合と症状の出方などを比較する。国内で
米製薬大手ファイザーは5日、開発中の新型コロナウイルス向け飲み薬の投与により入院や死亡するリスクを約9割減らせたとの臨床試験(治験)データを公表した。緊急使用許可を得るため米食品医薬品局(FDA)に詳細なデータを提出するという。早ければ年内に米国で投与が始まる可能性がある。開発中の治療薬「パクスロビド(PAXLOVID)」を、発症後3日以内の患者に投与したところ、投与していないグループに比べて
【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手メルクは1日、開発する新型コロナウイルスの飲み薬について、臨床試験(治験)で入院と死亡のリスクを50%減少させることが確認されたと発表した。今後、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する見通し。米新興リッジバック・バイオセラピューティクスと共同開発する経口薬「モルヌピラビル」について、最終段階の治験の中間分析を公表した。治験対象となったのは重症化リス
新型コロナウイルスを治療する飲み薬が年内にも登場する見通しだ。米メルクや米ファイザーが軽症者に使える薬剤の最終段階の臨床試験(治験)を、日本を含む各国で進めている。点滴タイプの既存の治療薬と比べて投与しやすいうえ、量産が簡単なためコストも抑えられる。パンデミック(世界的な大流行)の収束につながると期待されている。米メルクは米新興リッジバック・バイオセラピューティクスと共同で、抗ウイルス薬「モル
【ウィーン=細川倫太郎】イタリア政府は16日の閣議で、全職場で新型コロナウイルスのワクチン接種など証明書の提示を義務づけると決めた。10月15日から適用する。全労働者を対象にした提示義務付けは欧州で初めて。踏み込んだ措置で接種を促し変異ウイルスによる感染再拡大を防ぐ。民間企業の社員、公務員、自営業を含むすべての労働者2300万人が対象となる。職場に入る際にワクチン接種か検査での陰性、新型コロナ
【シンガポール=中野貴司】新型コロナウイルスワクチン接種完了率が8割を超えるシンガポールで、感染者が急増している。7日の新規感染者数は328人と、2020年8月以来の高水準となった。政府はタクシー運転手らにも週1回の検査を義務づけるなど、感染抑制策を強化する。感染増加の主因は外食の解禁などによって人同士の接触の機会が増え、ワクチン接種完了後に感染する「ブレイクスルー感染」の事例も増えたことだ。
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