最近耳慣れない職業が増えたと思いませんか。例えば、数年前まではコンサルタントといえば人事会計/戦略系が一般的でしたが、ICTの普及に伴いセキュリティコンサルタントや、ERP/CRM/SCMといったパッケージソフトの導入を専門とするコンサルタントがあらわれ、最近ではシェアードサービスやBIといった情報管理のための新技術をベースとしたコンサルタントなどがあります。 ICT業界にいると、どの業界も次々新しい職種が生まれてきているかのような錯覚に捕らわれますが、他の多くの業界ではそのようなことはないようです。ICTの分野でも特にサービス関連の業種が数年の間に急増しています。実際こうした動きを受け、日本標準産業分類も2002年に半世紀ぶりに改定され、改定理由として情報通信の高度化、サービス経済化の進展などに伴う産業構造の変化があげられています。 ICTの進展に伴い産業構造が刻一刻と変化している中で、