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![SOAは死んだのか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/528fda81eec5105d26610f1b40e6f4bd8c2b6396/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fez-cdn.shoeisha.jp%2Flib%2Fimg%2Fcmn%2Flogo2.png)
はじめに 本連載は、SOAの概念を活かした柔軟なシステムとはどのようなものかを説明することを目的にしている。 まずは、柔軟性の高いシステムの条件を説明し、その条件を満たすSOAの技術の列挙をする。その後、SOAにおいて大きな役割を持つESBについて 説明する。そして最後に、柔軟性を表現するBPELおよびSOA技術を用いたシステムのリファレンスアーキテクチャについて説明する。 柔軟性が求められる背景 まず、はじめにITシステムに柔軟性が必要とされている背景について説明する。昨今のビジネスは複雑化しており、事業の統廃合/事務効率化/アウト ソーシングなどがおこなわれている。しかしこういったビジネスの変化に、システムがうまく対応できていないケースが見受けられる。 例えば、事業部ごとに請求業務を実施していたが、このプロセスを統合して1つの請求業務に取りまとめる業務統合がなされたとしよう。 図1はこ
IBMでWebサービスといえば、Bob Sutorだ。 Sutorは15年間IBM Reserchに籍を置いた後、1999年にIBMのソフトウェアグループに参加した。今日、SutorはIBMでWebSphereインフラソフトウェアのディレクターを務めており、Webサービスに必要な製品を相互に連携させることを基本的な仕事としている。 IBMでは古株のSutorは、企業間や企業内にWebサービスを組み込むためのフレームワークとなるサービス志向アーキテクチャ(SOA)の支持者でもある。 Sutorは最近、IBMも強く支援しているJava技術をオープンソースにするよう、Sun Microsystemsに働きかけた。IBMはSunに対し、オープンソースのJavaは特にLinuxと組み合わせると、Microsoftとさらに競争できると提案したのだ。 SunはJavaのオープンソース化という考えに肯定的
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