渡辺ペコ『キナコタイフーン』1巻 なんかこの作品、ブログの評価が悪いなあ。 もちろんホメているのもあるけども、概して悪い。 この漫画は、「東京フィルムフェスティバル」という「ぴあフィルムフェスティバル」をもじったっぽい映画祭で21歳の女性・望月キナコが最優秀作品賞をとり、デビューまでスポンサーに全面支援されて映画を一本撮るがひどい出来で、そのあとキナコがAVの撮影現場に入っていくという物語である。 冒頭に、この「新しい才能紹介」のために支援をうけてつくられる映画の製作現場シーンが入っているのだが、そこでのキナコの「芸術的こだわり」が読んでいてとてもイタい。思いどおりの映像がとれずにスタッフに無理難題を押しつけ、みるみる孤立していくその様子は、読んでいて実に可笑しい(ぼくにとってキホン的に他人事なので)。 「サンドイッチ イメージと違う やっぱりおにぎりにする コレ使わないところから撮る ど