東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)が、量子コンピューティングを「手を動かして」学びたい人向けの実習教材「量子コンピューティング・ワークブック」を無料公開している。大学1年程度の数学とPythonプログラミングの知識があれば、ゼロから自習できる教材を目指したという。 東京大学量子ネイティブ育成センターによる講義「IBM Qを使った量子コンピューター入門:ハードからソフトまで」の付属教材で、ICEPPの研究者が執筆した。 教材の章立ては講義の時限に対応しており、各章の最後に実習課題を設けている。最初章では「量子コンピュータに触れる」と題して、量子コンピュータで量子力学的状態が実現しているか検証する。 実習は、Pythonライブラリ「Qiskit」でプログラムを書き、作成した量子回路を「IBM Quantum Experience」(IBMQ)の量子コンピュータで実行できる。 一般