中部経済産業局が発表した中部5県(愛知、岐阜、三重、石川、富山)の10月の経済動向は、総括判断を「足踏み状態となっている」から「持ち直しの動きがみられる」と1年ぶりに上方修正した。乗用車などの輸送機械は半導体や部品不足による影響から回復傾向で、百貨店やスーパーの来店客は増加した。 自動車や工作機械などの生産も「足踏み状態となっている」から「持ち直しの動きがみられる」に上方修正。百貨店やスーパーの販売額といった個人消費は新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が解除されたことで人流が増えたため、同様に上方修正した。