スペインのバルセロナで今週開かれたMobile World Congressで、おかしなことが起きた。 米Googleのモバイル用オープンソースOS「Android」は、半導体メーカーの米Texas Instruments(TI)やARMがこれを搭載した携帯電話の試作機を披露して大いに注目を集めた。一方、オープンソースの携帯電話OS組織LiMo Foundationは、市販準備が整った電話機15機種を披露したが、その発表は地味だった。 Androidを支持するのはGoogle、Samsung、MotorolaなどOpen Handset Alliance(OHA)の加盟企業。そしてSamsungとMotorolaは、同様の理念を掲げるLiMoにも加盟している。OHAとLiMoは、Symbian、Microsoft、Apple製のプロプライエタリなスマートフォンOSの代替となるオープンソース