関西地方を中心に猛威を振るっている最強クラスの大寒波。テレビやネットに映し出される高速道路上の長蛇の列は、その大半が日本各地のナンバーを引っ提げたトラックだ。 そんな運送業に携わる人たちの間では、実はこの寒波による混乱よりも以前に、高速道路にまつわる大混乱が起きていた。 その大元は、今月20日国土交通省が発表した「高速道路における深夜割引の見直し」の内容である。 トンネルの中で立ち往生に巻き込まれたトラック(トラックドライバー提供) 現行の「深夜割引」とはこの「深夜割引」は、車両の種類に関係なく、深夜0時から4時に高速道路を利用した車に適用される割引制度である。が、深夜の高速道路を見ても国交省の資料を見ても、現在この制度を最も利用しているのはトラックドライバーたちだということが分かる。 深夜割引適用時間は中型以上の利用が多いことが分かる(出典:国土交通省「全国料金について」) 現行の深夜割