東京都の石原知事は、ワシントンで、中国が領有権を主張している沖縄の尖閣諸島について、尖閣諸島を所有している地権者から購入する方向で交渉を進めていることを明らかにしました。東京都の幹部によりますと、購入に向けての動きは去年の末から石原知事と周辺のごく一部の幹部だけで進められていたということです。 東京都の幹部によりますと、幹部らは、まず、東京都などの自治体がほかの自治体にある土地や海上の島などを購入することが法律的に問題がないか国などに照会したということです。 その結果、行政としての妥当な目的があれば可能だという回答を得たことから尖閣諸島の地権者に購入の意思を伝えたところ、地権者からも「都に購入してもらいたい」という返事を得て合意に至ったということです。今回の公表について、一部の幹部には、石原知事より滞在先のアメリカから直前に伝えられたということです。 東京都などによりますと、地権者は来年3