SSRIは「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という抗うつ剤です。日本では2000年頃より使われるようになり、現在ではうつ病、パニック障害などに対する治療の第1選択薬となっています。 SSRIの良い点は、従来の抗うつ剤(三環系うつ剤など)と比べて副作用が軽減されており安全性が高いというところです。 しかし副作用が全くないというわけではありません。どんなお薬でもお薬である以上、副作用は起こりえます。 このコラムでは、SSRIに多い副作用や、特に注意すべき副作用についてお話します。 1.SSRIにはどんなお薬があるのか 現在日本で処方可能なSSRIには次の4種類があります(2015年5月現在)。細かい特徴の違いはありますが、どれもセロトニンを増やすはたらきを持っているのは同じです。発売された年度が古い順に紹介します。 Ⅰ.フルボキサミン(商品名:ルボックス、デプロメール) 1999年に発売され
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