患者さんは精神科に通院すると自立支援法を始めいろいろな診断書を書いてもらうようになる。たまに、そういうのが全然ない人もいるが、そのような人でも会社や学校を休んだ場合、普通診断書は提出することがある。問題は今日のタイトル、 患者さんは自分の診断書を見てよいのか? これは結論を先に言うと、「見て良い」であった。 しかし、精神科医の立場からいうと、ものによっては見られたくはない。僕のような告知しないタイプはなおさら。 いつだったか、もう15年くらい前かもしれない。統合失調症の患者さんの診断書を書いた際にある触法行為について記載した。これはこれで理由があった。そういう風に書いておくと、本人が有利になるからである。(重篤さが認識され級が降格されないとか) 偶然、患者さんがその診断書の封筒を開けて見たため、メチャクチャである。病識は全然ないし。 触法行為は現実にあり嘘は書いていないわけで、診断書をそん
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