官公庁や多くの企業が28日、仕事納めを迎えた。2020年は新型コロナウイルス感染拡大への対応に追われ、東京五輪・パラリンピックも延期に。例年の仕事納めの催しも見送りとなった。「年末年始は来ない」「厳しい1年だった」。疲弊し、悲鳴を上げる職員や社員は、新年の新型コロナ収束を願った。 「仕事納めどころじゃない」。新型コロナ対策や医療提供体制整備に追われた厚生労働省は「他の業務が回らないほど」(中堅職員)忙しい1年となった。年末年始も即応できるように態勢を取っているといい、別の職員は「部署によっては、休むのは難しいだろう」と語った。 東京大会の準備から一転、新型コロナ対策一色の1年となった東京都。幹部職員は「われわれに年末年始は来ない」と疲れた表情を見せる。来夏の開催に向けて感染対策などの検討を急ぐ大会組織委員会の職員は感染再拡大に「来年はどうなってしまうのか」と不安の声を上げた。
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