新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るう英国をはじめ、感染拡大が止まらない欧州では、すでに実施している厳しい社会規制をさらに強化したり、期間の延長を決めたりするなど、市民生活がこれまで以上に制限される事態となっている。規制維持を図る各国政府が休業補償などを継続しているため、失業率は比較的抑えられているが、巨額の支援策が各国の財政を圧迫している。 ロンドンは「重大事態」を宣言 外出可能職種を限定か 変異株の感染拡大が直撃している英国では、生活必需品を扱う商店以外は営業を禁じる事実上のロックダウン(都市封鎖)が2020年12月20日にロンドンなどで発動され、その後、範囲が拡大された。しかし、感染拡大を抑え込めず、21年1月5日、イングランド全域で学校を休校し、不要不急の外出を禁じるロックダウンを発動した。 だが、それでも新規感染者数が高止まり状態になっており、医療崩壊が懸念されるロンドンでは8
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