フランス革命時に民衆が蜂起したとき、、マリーアントワネットは「パンがなければケーキを食べれば良いではないか」と言い放ったというのはよく知られた逸話だ。だが、これは史実ではないようだ。 いま、フランスでは革命時のような蜂起が起きている。それに対して、エマニュエル=マクロン大統領の対策は、マリーアントワネットのような呑気さだ。いま、フランスで何が起きているのだろうか。 フランスでは11月から毎週土曜日に、全国規模のデモが起きている。黄色いベストを着ていることから「黄色いベスト運動」と呼ばれている。キッカケになったのは、マクロン大統領が来年1月から燃料税を増税するという政策だ。 マクロン大統領は地球温暖化対策でエコカーを普及させるべく、来年1月から軽油やガソリンなどの増税を行おうとしたのだ。これはマクロン大統領の大統領選挙の公約だ。マクロン氏は「2040年までにガソリン車やディーゼル車を廃止して