昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。 今年最初に読んだのは、元旦の大掃除でガレキの山の中から発見された万城目学『とっぴんぱらりの風太郎』(文藝春秋)。746ページという非常識な大長編ながら、つい引きずられるように読んでしまった。 今日はまだ締切の原稿と格闘している最中なので詳しく書けないが、 これは大傑作だ。 私が万城目学を初めて読んだとか、この本が去年の発売だとか、今更な恥ずかしい話であるが、 そういうことはどうでもいい。 本書が2014年私が読んだ本ベストワンに間違いない。 もう今年が終わってしまったような気分になっている。 「野々村荘」は今… なんと約7年ぶりに、『ワセダ三畳青春記』の舞台である「野々村荘」を訪問、後輩の「中江」とともに大家の 記事を読む 狂言 国立能楽堂で行われた「春狂言2009」を観にいく。 と言ったら意外に思われるかもしれ