記者会見であいさつするソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=東京都港区で2022年11月11日、山口敦雄撮影 ソフトバンクグループの経営の実態(12) ソフトバンクグループが9月中間連結決算を発表した11月11日、アメリカで金融市場を震撼(しんかん)させる一大スキャンダルが起きた。米国の暗号資産(仮想通貨)交換所大手のFTXトレーディングの経営破綻だ。そのFTXにソフトバンクグループ傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が投資していた。なぜ投資のプロであるはずの孫正義会長兼社長は「落とし穴」にはまったのか。 FTXは1992年生まれのサム・バンクマンフリード氏が2019年創業した暗号資産の交換所だ。暗号資産のブームに乗り急成長し、21年には米経済誌が同氏の保有資産は265億ドル(約3兆7000億円)に上ると試算するなど「若きビリオネア」として、もてはやされた。 しかし、FTXは11月
![孫正義氏もはまったFTX「若きビリオネア」の落とし穴 | 経済プレミア・トピックス | 山口敦雄 | 毎日新聞「経済プレミア」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c746529168960160cbb416b59222c7f2e270be2b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2022%2F11%2F29%2F20221129biz00m020005000p%2F0c10.jpg%3F1)