2026年3月5日、三軒茶屋・キャロットタワーで開催されたトークイベント『MY PLAYLIST』第6回。音楽家/文筆家の菊地成孔と、彼が率いる音楽制作ギルド「新音楽制作工房」の大野格をゲストに迎え、聞き手は編集者/批評家の松村正人が務めた。 音楽生成AI「Suno」では1日約700万曲が生成され、2週間でSpotifyの全カタログに匹敵する量の楽曲が生まれているとされる。人類史上最も大量に音楽が生み出される時代に、菊地が語ったのはテクノロジーが明らかにする「音楽は誰のものか」という根源的な問いや「人間の音楽的死角」だった。 OpenAI「Jukebox」の衝撃 松村正人、大野格、菊地成孔 松村の問いかけに菊地が応じながらイベントは進行。まず、昨年末にリアルサウンドテックが掲載した「音楽生成AIをめぐる年譜」に沿って菊地が「AIの問題は光の速度で日々更新される」と3年を回想した。 年譜は2

