日本人として初めてオランダでプロコーチになった人物がいる。フィテッセのユースでコーチを務める林雅人氏だ。林氏はすでにオランダの2級の監督免許を取得。現在フィテッセで働きながら、1級の監督講習に通う毎日である。 1級の講習を受けて、林氏が驚いたことがある。それはオランダ人の「戦術狂い」ぶりだった。戦術の教本は、フォーメーションの章だけで厚さ5cmになっていた。オランダ人は3大システムを、4―3―3、4―4―2、3―5―2と定義する。このそれぞれを、さらに細かく分ける。DFはマンツーマンなのか、ひとりリベロが余るのか、余るならDFラインの前か後ろか。MFが3人なら、中盤は三角形か逆三角形か──。とにかく細分化する。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 585文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は
![“古い監督”ヒディンクが、名将たりえる秘密とは。(木崎伸也)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21de49eaafb957460046db3f2bd92716ec3a2a06/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F5%2F-%2Fimg_35f69851e6b4d2093422211c476bc40561720.jpg)