タイの株式市場について、日本のマスコミのインタビューを受ける時、必ず受ける質問がある。「タイの株式市場には何か特徴的な銘柄はありますか?」。この質問には必ず「病院です」と答えている。タイでは当たり前のことなのだが、日本の人からはまず「え、病院が上場!」と驚かれるからだ。 日本では「病院が上場する」ということは、考えもつかない話なのだろう。いまだに保険診療と自由診療についてあれこれ議論がやまない状況を考えると、それも致し方ないだろう。人命を救うことが市場経済の中に組み込まれることを、感情論から拒絶する向きもある。 そうした風土の中で、中進国のタイでは既に病院が上場している話を聞くと、一瞬、狐につままれたようになるのは当然かもしれない。今回は、タイの病院セクターの中で最大の、そして世界的な知名度を高めているバムルンラート病院(BUMRUNGRAD HOSPITAL PUBLIC COMPANY
というより、加速せざるを得ない。中国西部からベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー、カンボジアのメコン川流域は、GMS(大メコン圏)と呼ぶ開発プロジェクトが、アジア開発銀行(ADB)主導の下で1992年から進められ、日本のODA(政府開発援助)資金も投じられている。GMSはこれらの地域を結ぶ経済回廊を建設しようというもので、南、東西、南北の3つのプロジェクトが進められている。 南経済回廊はバンコクからカンボジアのプノンペン、ベトナムの経済中心地ホーチミンの大都市を結ぶ。東西経済回廊は、ミャンマーのモーラミャインからタイ西部のメーソートから東部のムクダハンを通り、ベトナム中部の港町ダナンとインドシナ半島を横断する。南北経済回廊は、バンコクとラオス、ミャンマーを挟んで中国雲南省の昆明、昆明とベトナムのハノイ、ハノイと中国広西荘族自治区の南寧など結ぶルートで、その先には中国の華南地区が存在する。 G
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く