「俺はチャック・ベリーみたいに器用なことは出来ねえ!ガンガン鳴らすだけだ!」 2008年6月2日、ボ・ディドリー(享年79)が米国フロリダ州アーチャーの自宅で息を引き取った。 死因は心不全と発表された。 晩年も精力的にツアーをこなしていたが…2007年5月13日、公演先のアイオワ州カウンシルブラフスで脳卒中をおこして入院を余儀なくされる。 数週間で退院したものの、後遺症を改善するために日々リハビリに励んでいたという。 生前、彼が生み出した“ボ・ディドリー・ビート”と称される強力なリズムを基調とした独特のサウンドは、ブルースとロックンロールの掛け橋となり、エルヴィス・プレスリーやローリング・ストーンズ、バディ・ホリー、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、レッド・ツェッペリン、ブルース・スプリングスティーン、エアロスミス、U2など数多くの後進たちに多大な影響を与えたと言われている。 G