岡田克也外相は14日夜、ドイツのベスターベレ外相と東京の外務省飯倉公館で会談し、核軍縮・不拡散について協力することで一致した。オバマ米大統領が目指すとした「核のない世界」に向けて「日独がリードしなければいけない」と確認した。 両外相は会談で「今年は核軍縮・不拡散にとって非常に重要な年」と位置付け、5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議などに向けて協力することで合意。アフガニスタン支援や気候変動などでの協力も確認した。ベスターベレ氏は岡田氏にドイツ訪問を要請した。 ベスターベレ氏は会談後の記者会見で「これからの10年が軍備ではなく軍縮の10年として知られるために、共同で貢献したい」と語った。 同氏は岡田氏と同じく昨秋の政権交代で外相に就任。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟の連立パートナーである自由民主党の党首で、副首相を兼務する。就任後、国内に残る米戦術核について、撤去を求め