戦前、開拓団の一員として満州に渡った女性たち。彼女たちは敗戦後、生きて日本に帰るために性的な接待を強いられました。 しかしその犠牲は、開拓団の人々によって“タブー”とされ、長年に渡り公に語られることはありませんでした。 そんななか、女性たちは自分の経験を告白し“タブー”を打ち破ります。 終戦後、月日が流れるなかで「2度と私たちのような思いをしてほしくない」という願いのもと、悲惨な経験を告白することで“歴史に残す”選択をしたのです。 戦争時における悲惨な経験を語り継ぎ、その悲劇を繰り返さないため。自らの犠牲を告白した女性たちの声に、戦後75年の今、耳を澄ませます。