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ブックマーク / www.mededge.jp (4)

  • 米研究者が「STAP細胞」の再現に成功!? | Medエッジ

    12月12日、私は東京で、研究倫理に関するシンポジウムを傍聴していました。  少し疲れてスマートフォンを覗いてみると、ある情報がソーシャルメディア上で飛び交っていることに気づきました。  「STAP細胞はやっぱりあったのか!?」  「小保方さんは正しかったことを海外の研究者が証明し、論文が『ネイチャー』に掲載された!」  結論から述べると、ここで飛び交った情報にあるような理解は誤りです。 「損傷」という刺激で「多能性様細胞」ができた、が…… 根拠とされている論文は「損傷によって誘導された筋肉由来幹細胞様細胞群の特性評価」という題名で、米テキサス医科大学の研究者らがまとめ、『ネイチャー』と同じ出版社が発行する『サイエンティフィック・リポーツ』という電子ジャーナルに掲載されたものです。  題名からわかる通り、この論文は、マウスから採取した筋肉の細胞を「損傷」させて刺激したところ、多能性幹細胞、

    米研究者が「STAP細胞」の再現に成功!? | Medエッジ
  • 「獰猛なコレラ菌」、周りの細菌を槍で刺し殺し、食べて自らを強化、サイエンス誌より | Medエッジ

    いわゆる「コレラ」という病気は、ビブリオ・コレラエ(以下、コレラ菌)が小腸に感染を起こして発症する。水様性の下痢から重篤な脱水症状を起こすことが特徴である。  このたびコレラ菌が、スピア(小さな槍の形をしたもの)を使って、周囲の菌を突き刺して殺し、そのDNAを取り込んで自らを強化しているという事実を突き止めた。  スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)が、サイエンス誌2015年1月2日号に報告した。 捕物の特性を取り込む コレラ菌の、スピアで他の細菌を殺す「捕行動」は、菌の環境によって生じている。  コレラ菌は自然界では水中に住んでおり、エビやカニといった甲殻類に生着し、貝殻の成分であるキチンという糖類をべて生息している。  今回、分かったのは、このキチンを利用し、コレラ菌が攻撃モードを作り出しているということだ。  周囲の菌をスピアで攻撃し、そのDNAを獲得しており、「水平転移

    「獰猛なコレラ菌」、周りの細菌を槍で刺し殺し、食べて自らを強化、サイエンス誌より | Medエッジ
  • 皮下脂肪は厄介者ではない、強力な「抗菌ペプチド」を作る新事実が判明、サイエンス誌 | Medエッジ

    「厄介者」と見られがちな皮下脂肪が、細菌を殺す効果を持つ「抗菌ペプチド」を作っていると新たに判明した。  米国のカリフォルニア大学の研究グループが、国際的な有力科学誌サイエンス誌の2015年1月2日号で報告したものだ。 感染に対抗する仕組みに新参者 人間の体の感染に対する防御は、複雑で複層的に成り立っている。  最終的には、好中球や単球といった白血球が登場し、「貪細胞」と呼ばれるくらいで、文字通り獲物である病原体をむさぼりう。  こうした貪細胞が到着する前に緊急対応を行うのが、感染場所にいる上皮細胞、マスト細胞、白血球である。  このたび、さらに皮膚の脂肪組織が加わっていると判明した。 高レベルの細菌を殺す効果 皮膚の脂肪細胞は、カテリシジン抗菌ペプチド(CAMP)を作っていた。  抗菌ペプチド(AMP)は、自然免疫反応によって、侵略してくる細菌やウイルスなどの病原体を直接殺すため用

    皮下脂肪は厄介者ではない、強力な「抗菌ペプチド」を作る新事実が判明、サイエンス誌 | Medエッジ
  • 善玉の腸内細菌と悪玉の腸内細菌、クローン病や潰瘍性大腸炎に朗報 | Medエッジ

    腸内細菌叢(そう)の面白い論文が見つかったので紹介する。  次世代シークエンサーが開発されてから、腸内細菌叢を無作為に取ってきて、その取ってきた腸内細菌の遺伝情報を持つ「DNA」の配列を調べることが可能となっている。  「どの細菌が」「どの程度存在しているか」がこの情報から分かるようになった。 悪玉の腸内細菌を見極める  ただ病気と腸内細菌叢の関係を研究するときには、この方法にも問題はある。まず一口に腸内細菌叢と言っても、何百、何千もの異なる細菌が含まれる。それぞれの量が測れたとしても、どの細菌が病気の原因になっているかを突き止めるのは簡単ではない。  このため、病気になった時に大きく変化する細菌種を調べることでこの問題に対処して来たが、もう少し良い方法が求められていた。  今回紹介するエール大学医学部からの論文は、「炎症性腸疾患」の原因になり得る細菌を特定する新しい方法を報告した論文だ。

    善玉の腸内細菌と悪玉の腸内細菌、クローン病や潰瘍性大腸炎に朗報 | Medエッジ
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