シリア北西部イドリブ県アトメで、米軍特殊部隊が襲撃した現場(2022年2月3日撮影)。(c)Muhammad HAJ KADOUR / AFP 【2月5日 AFP】シリア北西部イドリブ(Idlib)県アトメ(Atme)に住むマハムード・シェハデ(Mahmoud Shehadeh)さんは、米軍のヘリコプターの飛行音を聞き、嵐が来たのかと勘違いした。3日午前0時30分ごろ、空模様を確認しようと屋外に出ると仰天した。複数のヘリが隣家を囲み、上空からスピーカーで住人に呼び掛けていたのだ。 アトメには、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」最高指導者のアブイブラヒム・ハシミ・クラシ(Abu Ibrahim al-Hashimi al-Quraishi)容疑者が潜伏していた。 シェハデさんはAFPに対し、「頭上を航空機が飛んでいた。その10分後、(1人の女性に)『投降せよ、この家は包囲されている』と