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2012年6月7日のブックマーク (1件)

  • コーポレートから個の時代へ

    20世紀はいうまでもなくコーポレートの時代だった。大企業が生み出すモノやサービスが世界を豊かにした。そして大企業は多くの雇用も生み出した。大企業は世界中に進出し、世界で一番安いところで生産し、一番高いところで売るようになった。グローバル化である。こういった世界の巨大企業は、国の政治や経済に大きな影響力を持ち、トップは時に数十億円以上の報酬を受け取っていた。金融コングロマリットは、世界同時金融危機、リーマン・ショック、ギリシャ・ショック、ユーロ危機と、良くも悪くも、その影響力を魅せつけることになった。しかし、筆者はこうしたコーポレートの時代は終焉を迎えつつあると思っている。理由はみっつだ。 ひとつ目は、モノやサービスのコモディティ化が進んだことだ。人間の欲望に限りがない、と言われるが、実はかなり限りがあったようだ。衣住を担う生活必需品は、多国籍企業が世界の最適地で生産し、驚くほど安くなった

    コーポレートから個の時代へ