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文章に関するdisableのブックマーク (5)

  • オタ夢十夜6 - 失踪外人ルー&シー

    こんな夢を見た。 アイドルグループBerryz工房のメンバー嗣永桃子が脱退し、新たに大福が加入した。なんとなく桃子の脱退は予想していたし、同様に大福の加入も心のどこかで予想していたので、俺はその事実にあまり驚くことはなかった。そして新メンバーのお披露目となるコンサートで事件は起こった。端から順にメンバー紹介をこなしている最中、うっかりした熊井友理奈が新メンバーの大福を踏みつけたのだ。マイクを通しているわけでもないのに大福の潰れる音はグニャリとコンサートホールじゅうに響きわたった。熊井は一瞬申し訳なさそうな顔を見せたものの、すぐに「でも、これ大福でしょ?」と開き直り始めた。俺がその言葉を聞いてちょっと不快になりかけた時、キャプテンの清水佐紀が「大福である前にBerryz工房のメンバーでしょ!」と熊井を叱りつけた。それを聞いた熊井は雷に撃たれたように直立した姿勢をとり、続いて何度か

    オタ夢十夜6 - 失踪外人ルー&シー
  • ボーナストラック・トゥ・レ×ミオロメン・イン・ザ・ワールド  - わたりろうか

    あそこ、林のところ、人間学園にも女子はいる、俺は校舎から続く舗装された裏門への道を、腕章を付けながら歩いていた、すると、甲高い、甲高い声が俺は苦手だ、砂のような、ざらざらした感触が、俺はいい、声で、同じく腕章を付けた生徒が告げる、俺はその様子を一瞥して、今日も制服が似合っていて、今日も制服を記録したがっているな、と彼らを見遣り、行くぞ、と一声掛けて立ち去る。しどろもどろに声を発しながらついてくる女子生徒。その俺を、きっとどこかから見ているんだろう、きっといつか今日も声を掛けてくるんだろう、あの屋上の上からきっと、足をぶら下げて、ブランコにでも乗るように、俺を見ているんだろう、そして空を、この校舎を包む、紫の空を、あいつは、きっと、甲高い声は上げなかったろう、またここを記録したがっているな いつかは晴れる光なのに、と、低い声で、砂の重なりだけが醸せる崩れる風の厚さ、それを響かせて、奴は告げる

    ボーナストラック・トゥ・レ×ミオロメン・イン・ザ・ワールド  - わたりろうか
    disable
    disable 2009/01/16
    ゲイかっこいい
  • スーパーリラクゼーション・トゥ・フジ×ファブリック - わたりろうか

    人間学園の校舎裏、木々が直進することを阻む程度には繁っているここは、緑葉に陽が寸断され、いつも間接照明のような仄暗さで、涼しい風が時折吹いた。枯葉が舞い、いつか僕らも枯れていくんだ、なんて、声には出さないけれど人がよく思う陳腐な感傷を、心で呟いた。僕たちには学生服があって、僕たちには校舎がある、でも、それはひと時の陽光で、いつか寸断されるときを待っている、僕の闇は、彼まで届くのかな。 木陰に金髪の少年が座っていた。千人の手と百人の命を吸った上質に過ぎる砂に洗われたような薄い金の絹は、緩い曲線を描き肩口まで伸びている、少し伸ばしたのだろうか、彼は明日には短髪になっているか知れない、見蕩れているとその薄絹が織り成す万華鏡が陽の下で僕を惑わし、妖しさに倒れてしまいそうになる、すると、きっと彼は声も掛けないだろう、でも、僕が目を覚ましたとき、僕の肩を刺繍が入った白いハンケチーフが温めていて、それが

    スーパーリラクゼーション・トゥ・フジ×ファブリック - わたりろうか
  • 平行世界のナベアツ - 失踪外人ルー&シー

    商店街を散歩していたら、世界のナベアツの人気ギャグであるところの3の倍数で判断力が著しく低下するアレを真似る幼児がおった。この手のものは見ている方が気恥ずかしくなってしまうものだ。微妙に賞味期限が過ぎてしまっていることも恥ずかしさを募らせる一因だろうか。とはいえ元気がよくて結構なことだ。俺は微笑ましく思いながら、その横を通り過ぎた。よく考えればこの時点で違和感はあった。 俺の違和感をハッキリとしたものに変えたのは、背後から聴こえる「ななっ!」という阿呆の声。俺は思わず声にだして「えっ?」と言いつつ振り返った。なんということだろう。子供は、ナベアツ世界を支配する唯一の法則である『3の倍数の時に』を完全に無視し、てきとうなタイミングで阿呆になっているのであった。よくよく考えれば幼児にとって『3の倍数』というのは理解できないかもしれない。彼が倍数を理解するには小学六年生になるまで待たなくてはなら

    平行世界のナベアツ - 失踪外人ルー&シー
  • 死滅病棟: ネットカフェ難民にもなれなかった男の末路

    2008年11月16日 ネットカフェ難民にもなれなかった男の末路 ここでは表題の「ネットカフェ難民にもなれなかった男」のことを、仮に荻野光男と呼ぶことにする、この名前は彼の正確な名とは異なっている。このエントリでは、彼について把握できる限りのことをただ単に書いていくだけであり、このエントリには何の未来も無いし、ただ彼の人生の一端が垣間見えるだけで、救われる者は誰もいない。 1 八月三一日、青葉唯石が渋谷のとあるマクドナルドでイー・モバイルを使ったネットの徘徊をしていたところ、一人の男が話し掛けてきた。男は荻野と名乗り、仕事が無いのでそのパソコンで日雇いのアルバイトの情報を検索させてくれと言う。唯石は面白がって、また人を集めるので翌日に再度ここに来て欲しいと告げるとその場でツイッターやらスカイプやら、様々な経路で人を集め、翌日には十数人が集まった。荻野は吃音がひどく、見知らぬ人に囲まれなが

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