Perl は OOP スタイルと手続き型スタイルの両方を混在させて記述できるなんでもあり度が高い素敵な言語です。なのですが、コードの使いまわしを考えると OOP スタイルの方が楽になる事例が多いことは事実です。一般に、副作用を受ける内部状態をもつライブラリはオブジェクトにしてしまった方が使いまわしが便利になるからです。 と思うのですが、雑誌のサンプルコードを見ていると、手続き型スタイルが主流で、なかなか OOP スタイルにはお目にかかれません。 そこで、今回、某ギーク向け誌にサンプルコード入りの記事を執筆する機会を得ましたので、この雑誌ならば説明なしの OOP スタイルでも許されるでしょうと、試しに OOP スタイルと手続き型スタイルの両方でサンプルコードを書いて行数を比較してみました。その結果、同じことをしているにも関わらず、手続き型スタイルの方が行数が少なくなりました。カプセル化の皮が