現在、日本の教育が変わりつつある中で、発達障害のある長男の担任だった「A先生」のことを、私は時々思い出します。その一年間は教育の達人・A先生の通常運転だけで、あの長男も、特別な配慮がなくても「問題児」ではなく「ただの健全な男子」でいられたのです。支援の本質に迫る、A先生の熟練の技と、どんな子も大らかに見守る温かな目線を、記録として残したいと思います。 こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。 今日現在、「発達障害」などの言葉の認知度が上がり、通級指導教室や特別支援学級を希望する児童・生徒が急増し、学校現場がそれに追いつけない現状があると聞き及んでいます。 そのため、支援級・通常学級の先生方への、発達障害に対する充分な理解と実践ノウハウの普及、教育現場への予算と人材の確保は、早急な対応が求められて